2026年1月17日土曜日

Moisturizing


大昔から言われていることですが、水仕事でありながら豆腐屋の手のひらはきれいなのであります。大豆サポニンとか大豆レシチンの チカラなのでしょうか。これはボクの手のひらですが、少し太めとはいえ67歳にしたらシミも手荒れも無いでしょう。真冬でもハンドクリームはいりません。

例えば油揚げを揚げたりして手が汚れても、一握りのオカラで擦れば油汚れだけがキレイに落ち、そのうえ皮脂は残すので、オカラのによってしっとり柔らかい手のひらとなります。
これは半世紀にわたる豆腐屋稼業のボクの経験談ですもの、ウソじゃないよん。

戦前までの美意識の高い女子は、木綿の布袋にオカラを入れてお風呂時に肌を撫でるように磨いていたとか。なにも高級化粧品やケミカル系ボティケア製品でやらずとも、安心の天然の恵み(保湿効果)を試してみたらいいのに。以外に即効性あるのだよ。ウソじゃネェーってば。

ご近所に遺伝子組み換えではない、意識高い系国産大豆専門の豆腐店があったらお試しあれ。ポイントはオカラがサラサラではなく、オカラがダマダマの豆乳濃度の高い店ね。(オカラに豆乳分が残ってます)


コロナ禍以降のアルコール消毒は、いちばん肌荒れを招くね。


2026年1月13日火曜日

Demachiyanagi

十日エヴィスで日帰り京都。毎度の通りAM4:30に家を出発、首都高5号線を走り八重洲に車を捨てて、AM6:00発の『のぞみ1号』で京都まで。
カミさんは義母の喪ですので、現地で解散してひとりゑびす神社に。
孫のような巫女さんから笹を授かり、今年も商売繁盛のお約束を頂いた。(ん?)よーな気に。

予定より早く任務完了、カミさんとの待ち合わせには数時間ある。以前はタクシーで京都ならではの品や土産購入に走ったが、今はそんな無駄をせずにデパでじゅうぶんなのね。んで、開店時間の高島屋に。まずは上生菓子の予約はしてあるが追加で地下に。やっぱ上生コーナーはすでに数人の先客が。無事購入できまして同階の冷蔵コインロッカーで休んでていただく。エヴェスさんの笹も常温コインロッカーに仮鎮座していただいた。

雪もチラチラ、かなりの強風も吹いているので寒い。さんざん考えて「大丈夫だろう」とコートを持参しなかったことを大後悔。やっぱり京都盆地は寒い。
待ち合わせまでまだまだ時間があるので、ひとりでデパの中をブラついて寒さをしのぐ。
半世紀前のボクらが修学旅行で訪れたころは、お土産は「八つ橋」か「五色豆」ぐらいだったけど、昨今は何でも有りなんだね。腹ペコだから視界に入るモノは片っ端から食指が動きます。

京都まで来て何やってるんだろうオレ。

カミさんと合流し、御所方面に歩き出す。
蘆山寺さんで角大師御札を授与していただき、旧知の親方の店に向かう。

「西角さん、今宵はお世話になります」



2026年1月12日月曜日

Japanese Tea Ceremony


インバウンドせいか、いつもの売り場(日本橋高島屋B1・味百選)の抹茶が常に売り切れになっている。前回に行った京都でも、売り場は欧米人の大行列なんだもの。インバウンドも良し悪しで、どーしたらよいのでしょうね。しょーがない、冷凍ストックしている『雅の白』でいたしましょう。滅多に買わないんだけどね。どこまで続くのやら、異人さんたちのお抹茶ブーム。


だったのですが、さすが本家の京都です。昨日(1月11日)の京都・高島屋では「お一人さま一個まで」っつーことで、カミさんと『峰の白』をご購入。やれやれ。
 




自家井戸のある幸せ。ボク流の茶の道で独り初釜などを。本日は襟を正してバーミックスは使いませぬ、年の初めだもの。ブラウンの菓子器はちょっと古いRosanthal (ローゼンタール)、ホワイトは1920年頃のグラティネージュ、クロモジ代わりのピックはノーネームのスヴニール、茶碗はBode Willumsen(ボーデ ヴィルムセン・1895-1987)によるRoyal Copenhagen(ロイヤル・コペンハーゲン)のヴィンテージで。

見立てる。それはそれは愉し。

わざわざルーシー・リーに触手を伸ばさずとも、面白いモンはあちらこちらに転がっとりますで。



毎朝のルーティンだけど、特に元旦の早朝は心して井戸水を汲むようにしております。んで、神棚に。
それほど豆腐屋にとって鑿泉(さくせん)での深井戸は大切な拠り所であります。清冽な水があってこその豆腐製造業でございます。

今現在、利用されているそのほとんどは茶道の師範やお料理店さまですが、一般の方でもご近所さんなら薬缶(やかん)を持参されたり、距離のある方なら陶器やペットボトルの容器で持ち帰られます。珈琲や茶、御出汁を引いて朝餉に夕餉に利用されているとか。エラそうに言わせていただこう、これってすんごい贅沢なんだぞい。

必要でしたら、営業時間内ならどちら様でもどーぞ。
※BMLで検査済みであります。









2026年1月7日水曜日

Buzzed


ゆく年くる年の静寂の中、独り書斎(BAR宗愚)でマティーニを。

理想と現実、けっきょく大掃除は年をまたぎ、タラタラ終わりダラダラ始まる2026でございました。オリーブのストックも無かったし、パールオニオンも切らしていたのでマティーニもギブソンも出来ずじまいでござんした。
真っ赤なルビーガラスにクロム製のステム、1930年代のケンブリッジグラス社製リキュールグラスであります。わざわざ年越しのタメにセレクトしていたのだが。
どーよ?このキッチュな婀娜(あだ)っぽさは。


鏡餅用以外の残った橙(だいだい)をレモンの代わりでジンフィズに。「オオッ、レモンよりイケるんではないの」とガブガブ流し込んでしまいました。1960年代のBooth's Ginだぞ。
あーんまり好まない民芸運動系で、唯一手元にある故・濱田晋作の小皿に成城石井で見(め)っけた殻付きのマカデミアナッツを。これはスリップウエアのつもりで愛用しとります。


還暦到達からだいぶ過ぎ、同世代の友人たちは「やれ終活だ」「やれ断捨離だ」と潔いフリをしてご満悦らしい。おいおい、まだまだ終わらんぞ。