2021年2月17日水曜日

Belle Époque

インスタ用に再編集な「耳タコ」編ですのよん。

旧い(古い)モノ好きでね、生活全般に現代とヴィンテージを絡めております。そのひとつにパヒュームがあるのね。なにしろ還暦を越えた枯れ行くジィさまですからね、加齢臭に蓋をしなければ皆様に大変な迷惑を掛けてしまいますもの。それにしても昨今の製品のバリエーションに富んだ優しい薫香はありがたい。その一滴で、こんなボクでもそれなりにナイスミドルに変~身、するわけないけど、やっぱ香りは好いモンです。

アールデコ期の頃の仏國製の品が数点手元にあるのだけど、戦後のケミカル製品とは違って重厚感あふれる薫香なのね。(写真①②枚目)どれもかなりスパイシーでオイリーでオリエンタル。心像風景で言えば、中東のモスクもしくは声明に散華な密教、いやいやグレゴリオ聖歌な重々しさよ。とくにBANCOはアンバーグリス(龍涎香)の含有量が多いんではないかな。以前は仏事限定で手首に垂らしていましたが、今は年齢も重ねたので和装時などに。

写真③枚目は1976年~終売不明なMAX FACTOR(マックス ファクター)の『ROYAL REGIMENT』なのね。時代的にナチュラルさはありません。ただし昨今はありませんねぇ、この種の薫香は。 革、乾燥石灰、白檀、野生のブライアー(ヒース)、ツノマタゴケ、この五つの香りのケミカルブレンドなのだ。夏のリネン素材着用時はエエよ。昔々の散髪屋の香りです。

パーソナリティさは誰よりも上級だけど、Belle Époqueな時代のパヒュは少量でも「そこはかとなく」にはならないのね。BARカウンターならよいが、鮨屋や割烹のカウンターですとヒンシュクですぞ。





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