インスタ用に再編集な「耳タコ」編ですのよん。
アールデコ期の頃の仏國製の品が数点手元にあるのだけど、戦後のケミカル製品とは違って重厚感あふれる薫香なのね。(写真①②枚目)どれもかなりスパイシーでオイリーでオリエンタル。心像風景で言えば、中東のモスクもしくは声明に散華な密教、いやいやグレゴリオ聖歌な重々しさよ。とくにBANCOはアンバーグリス(龍涎香)の含有量が多いんではないかな。以前は仏事限定で手首に垂らしていましたが、今は年齢も重ねたので和装時などに。
写真③枚目は1976年~終売不明なMAX FACTOR(マックス ファクター)の『ROYAL REGIMENT』なのね。時代的にナチュラルさはありません。ただし昨今はありませんねぇ、この種の薫香は。 革、乾燥石灰、白檀、野生のブライアー(ヒース)、ツノマタゴケ、この五つの香りのケミカルブレンドなのだ。夏のリネン素材着用時はエエよ。昔々の散髪屋の香りです。
パーソナリティさは誰よりも上級だけど、Belle Époqueな時代のパヒュは少量でも「そこはかとなく」にはならないのね。BARカウンターならよいが、鮨屋や割烹のカウンターですとヒンシュクですぞ。
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