2018年2月12日月曜日

Time travel

「蛸長」を後に先斗町の闇に向かう。
でも先斗町は溢れんばかりの人人人で、
バックパッカー風体のリュックを背負っていると難儀です。

いつものBARはやめて、
古い洋服箪笥の奥にある魔界の入り口のような洋食&BARに。
以前も書いたよね。
路地奥の、そのまた奥のどん詰まり、
調度品から酒や料理まで、何もかもが琥珀色の店なのね。

時が止まってます。


入店時はボク一人で、
カウンターには今ちょっと前まで居た先客の痕跡なのかな、
リキュールのボトルとグラスがそのままに。

無口な主人が珍しく「どこかでもう呑んできましたね」と口を開く。

(あっ、この人喋るんだ)

最初はブラックニッカをロックで、料理はビフカツとサラダをオーダーする。



二杯目はカナディアンクラブをソーダで割って。
料理はですね、けっして今の味ではないけれど懐かしい味。
たぶん自家製であろうサラダのマヨもソースのドミも昭和中期の味です。

酔いました。
帰るのもめんどくさいほどに。

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