今日は連休初日の40度近い猛暑日。母も91歳ですし、身体の負担に細心の注意を払い散歩に出かけた。先ずは靖国神社の『御霊祭り』に出向く。本来なら浴衣姿で幽玄な無数の行燈が灯る黄昏時が好いのだが、今日は車イスですから普段着で午前も早い内に。それでも日向は暑い。広い参道の照り返しを浴びながら、タイヤの空気圧があまくなった車イスで疾走する。
その後は銀座三越の『アートアクアリウム美術館 』に。9Fでチケットを購入し受付に向かう。いやぁ有難い、車イスは優先で案内をしてくださった。30,000匹超の金魚が泳ぐ涼しい幻想世界は圧巻でございました。
場所を松屋銀座に移し、『築地宮川本廛』の鰻で昼食を。オープン20分前に並びましたので、目出たく一巡目に。江戸風辛口の鰻は母もボクも大好物でありまして、うざくもう巻も茶碗蒸しも美味く美しい。最近はココか『野田岩』が丑の日前の定期コースとなりました。
また三越に戻り、地下で母の好物の食品を購入し帰路につく。
車イス移動では、行く先々で人々の優しさを実感いたします。エレベーターホールでもレストランでも人ごみの中でも、ボクらに気付くと道を開けてくださったり扉を押さえてくださったりと。嬉しいねぇ、心より感謝いたします。
4 件のコメント:
なごり雪さま
おはようございます。
車椅子の生活をしたことも車椅子が必要な人の介護もしたことはありませんが、
健常者との上手な折り合えが必要なのだと思っています。
車を運転しておりますと交差点の横断歩道にて若者が悠々と渡ることをに出くわすこともあれば
老人や身体の不自由な人が頭を下げながらや手で挨拶をしながら急いで渡るすがたも度々出くわします。
人間一人では生きられない動物です。心配りというか譲り合いの気持ちを持ちたいものです。
また、日本人には日本人の魂として備わっているはずなのです。
お稼ぎください。
田舎者様
親父の時まで車イスに対しては悲壮感と恥ずかしさ抱いていましたが、いやいやどうしてありがたいモンですよ。他人(ひと)の優しさにだーくさん出会えました。
なごり雪様
豪勢な鰻重ですな。あたしの身分では生涯口にできそうにありません。
さぞやお母様、孝行息子のありがたみを再確認したことと思います。
優しい譲り合いは日本人の血に流れている特性ですね。
あたしも歳を取ったせいか、人間がだんだん丸くなってきまして、
身体の不自由な人を見かけると、つい手を差し伸べてしまいます。
また、精神障害の人たちにも応援のエールを送ります。
毎朝、公園でラジオ体操をしていますが、ジジババの円陣のまん中で、
号令かけたりしているのは、特別支援学校の生徒さんで、
われらジジババは、自閉症のL君に声掛けして励ましております。
また、朝霞で有名なパン屋さんは、やはり精神に障害を持った人たちが働いています。
とっても美味しいパンで、カウンター越しに彼らが一所懸命生地をこねている姿が見られます。
あたしは心の中で、「みんな、がんばれよ!」と声をかけます。
神保町をたまたま歩いていた時、自家焙煎コーヒー豆の販売店があったので、
覗いてみたら、やはり障害者がコーヒーを焙煎していました。
で、もちろん豆を買ってきましたが、飲んでみたら、これがまたおいしい。
ねむの木学園の生徒さんたちの描いた絵は有名ですが、
精神に障害を負った人たちは、どこかに人並み優れた資質を隠し持っています。
神様の粋な計らいなんでしょうね。
(この子にはどんな才能が隠されているんだろう?)
その才能を見出してやるのは健常者の役割かもしれませんね。
高齢者や障害者が生き生きと生活できる社会になればいいですね。
嶋中労のプロファイルさま
んんん・・・・・
ありがたいことですよ、心のバリアフリーですね。
ただなぁ、多少言わせていただければ困ったことも発生しておりまして。
NPO法人による豆腐製造業も増えておりまして、そのような方たちによる製品は県や市などがお買い上げになりますので、わたくしたち個人営業の豆腐屋の立ち入る余地は無くなっております。そして開業資金や設備投資も国からの援助ですので、私どものように自己資金とではまーったく資金調達の余裕も違います。自由競争と言いながら、個人経営の豆腐店は優しい時代からかけ離れてゆきます。「健常者は戦う力があるから」と言われましても、町から豆腐屋が消えて行く現実はそこに。
正直、ボク自身はモノづくりに関しては主の想いの感じられる製品を求めてしまいます。
ちょっとキツい書き方になってますが、心のバリアフリーは持っております。
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