2025年6月5日木曜日

Kitsune

今月はカミさんと豊川稲荷にお参りを。篤い信仰心を持ち合わせているボクではなかったけれど、人生も黄昏時となり、心の拠り所としてありがたく手を合わせることと。ここに限らず八百万の神々、また御仏様すべてにですが。実際のこと、おかげさんで物事が自然に穏やかに過ごせております。

ここでもたくさんの人々の祈りの姿を見受けます。さまざまな想いや人生があるのだろうね。


参拝後に、「鰻でも食べようか」と『つきじ 宮川本廛』の暖簾をくぐる。
個々に重と、う巻と白焼きはシェアして愉しむ。タレは江戸の辛口、きりっとして美味いねぇ。



2025年6月2日月曜日

Kissa Co



豆を取り寄せたりして自宅でも旨い珈琲は飲めますが、困ったことに近所に喫茶店が無いのだよ。駅周りには画一化したカフェはあるけど、深いアロマ漂い、一口目に「ふぅ・・」と安堵の吐息を吐くような店が消えて久しい。半世紀を遡れば、店、味、雰囲気、店主、でその時々で使い分ける自分好みがあったのになぁ、などと想いを巡らす昨今です。

京都では新しいホテルを利用したのだが、観光地故にホテルの乱立にサーヴィスが追いついていない。朝食のダイニングまで行ったが、そのお粗末さに街の老舗喫茶に向かい朝食を。

「ふぅ・・」
この街はいいなぁ、、、

2025年5月24日土曜日

UNION LAGER BEER



普段はハードリカー専門なボクだけど、さすがに暑くなるとビールを口開けにする日が増えてます。
ウヰスキーなら重厚なグラスを定番としてますが、ビールは装飾の無い儚げなグラスが旨い。よくある『うすはりグラス』ってやつね。んで、 戦前のノベルティグラスを6個入手たのだけど、これが薄い作りでなかなか好いのであります。こっくり呑むウヰスキーと違い、グラスの重ささえ感じないコレはラガーにベスト。


肴は『富麗華』で買ってきた春巻きを。
いちばん最近入手したシノワズリの皿で気取る。1930年代のハンドペイントのオールドノリタケなのね。なんと未使用品で、包まれていた包装紙は京城(ソウル)三越のもの。


2025年5月11日日曜日

Yukiwa

資金は無いが粋がりたい。20~30年前までは浅草辺りにあった履物屋とか小間物屋が、時の流れか皆廃業されて皆無であります。粋を探して彷徨えど、外国人観光客相手のパチモンしか見当たらないのも悲しい現実。東京の江戸趣味は終わりを告げてしまうのでしょうかね。ダレか知っていましたら教えてくださいまし。

致し方なし、上方で探します。

宮脇売扇庵で自分用に扇子を購入することに。胸ポケットに収まりが良いので、ボクは小ぶりな女性用を愛用しておりまする。『波に千鳥』柄とで悩みましたが、今シーズンは漆黒に『雪輪』の蒔絵が施された品を選択する。

江戸の夏、雪駄チャラチャラ時にはさり気に粋に。京の工芸で勝負に出ます。


観光地ではやたら安っぽい貸し和装の外国人を見かけますが、今回の京都の八坂さんにて、本式の泥大島を羽織った黒人カップルをお見かけました。好いもんですねぇ、頭から足先まで余裕の着こなしでございました。

2025年5月10日土曜日

Caciocavallo

永観堂裏の路地奥のそのまた奥で、地図片手でも見つからず、地元の方ふたりに尋ねてどーにかこーにかたどり着く。ちなみに調べてくださったご婦人たちもその存在を知らず。

『とま屋』さん。(写真①⑥)

骨董専門誌『目の眼』で知ることが出来ました。不思議な菓子屋であります。年配の女性が一人で菓子作りをしておりますが、よくある趣味(和菓子好き)の延長線上な菓子屋ではございません。その上生菓子(写真②③)は間違いなく至上(卓越した作品)であり、京都の老舗系の伝統菓子とも一線を画しております。初夏に輝く青もみぢの庭、お薄とともにアールデコ照明のある一室(写真⑤)で頂くことと。空間に独りです。

朝鮮唐津上のきんとんにしろ草わらびにしろ、仕上がってほんの数分後の味覚でありました。すでに知る人ぞ知る上生菓子ですが、味覚・風味・美しさ、その高い位置でのバランスの取られ方に感服いたします。

主は2015年に亡くなられた世界的木版画家(浮世絵師)・立原位貫(いぬき)氏の奥さまでありました。なるほど、その審美的感覚の意味合いが分かりますね。
壁にはボクの知人でもある岡山吉田牧場のカチョカヴァッロ(チーズ)が木版画(写真④)で。(故 立原位貫・作)


数年ぶりの永観堂参拝後(写真⑦)、ホテルに向かいチェックインを。









Back stamp M

カミさんは次女の滞在先に一日先に飛んでった。しめしめ、ボクは独りで京都まで。

旅の度に、記念に毎回骨董(って言ってよいのやら?)を購入するのがお愉しみ。今回はバックスタンプがMマーク(1900年代初頭)のオールドノリタケの小皿を5枚ばかり。早速、ホテルで唐衣や青梅などの京の上生を乗せてみる。洋皿に和菓子、どーよ?

御上(おのぼ)りさんにはKYOTOは愉し。










2025年5月9日金曜日

〆 Shime 

帰路前に鮨をつまむ。ゴールデンウィーク後の京都は外国人も日本人も少な目で。花見小路を横にそれればこんなもの。

『鮨 忠保』に久しぶり。

主、芯は太いがとても気の良い漢さんであります。故にサーヴィスはたいへん居心地が良い。鮨は昨今の流れか、以前より全体的に熟成ネタが増しておりました。熟成は旨味はアップしますけど、食感はヌチャっと柔らか目となりますので、少し歯ごたえのある寝かさないネタも欲しいかな。
京料理が続きますと味覚的にも時間的にも疲労が来ます。やはり江戸前鮨を〆とすることでリセットを。