2009年2月13日金曜日

若い奴ら

若い頃から鼻っ柱の強さだけは人一倍で、
良く云やぁ~作り笑顔もお世辞も言えない、(意地でも言わない)
本音トークだけで生きてまいりました。(この私)

ただ、この頃交流を持つ若手の同業者や料理人たちの、
怖いもの知らずのアグレッシブさには、
このオジさえも怯んだりたじろいたり・・・・・・

「まぁまぁ、あんまり他人と軋轢は生まん方が・・・」なんて、

当時も今も自分じゃ出来もせんことを言っているオジです。
まぁ今の若手はそれだけじゃない、
しなやかなしたたかさを持ち合わせてるのも凄いけどね。

若い奴らと呑むと、
そのエナジーを貰うよりも魂を抜かれてしまいます。
生きてきた時間の分、
知恵はあるつもりでいたが、奴らの前じゃ非力ですわ。

ギラついてる眼差しを見ていると、
「その甘っちょろい考えを潰したるわい」なんて、
また違った気力は湧いてくるけどね。

奴らが撒く、祝い事の紙吹雪のごとき散華の元じゃ、
まーだ眠りたくないもんね。


井戸の周りの梅の花も散り、
紫陽花の新芽を覆っていた殻が開き始めました。
今年はそんなに寒い日もなく、過ごしやすい冬でしたな。
トレンチコートも一重のまま、(裏地は外し)
スプリングコートのようで、軽やかに街を闊歩できたオジでした。

    「ヘ~クッション」

毎年のこの時季はホットウヰスキーが定番でしたが、
気が付きゃ今シーズンは一回もやってない。
その為にわざわざオークションで落札した品も、
箱に入ったまま封印も切らずに、カウンターの上にほったらかしでした。
去り行く冬に、今宵はお湯割りウヰスキーで乾杯しませう。
フーフーしながら呑むのも嬉し。

     ジャグ

ブレンデッドのスコッチ、『KING of KINGS』ですわ。
お湯割りにゃ、前にも書いたがオジはこれが一番合うと思う。
ほんのり甘口で、ホットでやればついつい笑みがこぼれちまう。
ましてや1960~1970年代の古酒ですから、(箱とジャグの栓から推測)
その歳月がどんな味にしているのやら。

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