2019年12月20日金曜日

Hakushika

梅雨明けの夕暮れの匂いで夏を知り、
12月も後半戦、早朝の空気が冬の匂いになりました。
真冬も近し。

通っていた前歯の虫歯治療も終了し、
「今年もありがとうございました。来年もよろしくお願いします」
とお互いにご挨拶を。
また遠来のお客さまの「たぶん今年はこれで最後かな」の言葉にも、
同じご挨拶で感謝を伝えます。
もうそんな時期になりましたねぇ。
五回目の年男だった亥年が、もう少しで終わっちゃいます。



まだまだ未熟者のボクが言うのもナンだけど、
ときどき訪れる『人牛倶忘』的な時間に茶を点てます。
茶で心を無にするのではなく、無心だから愉しめるのね。

自分流茶道の愉しみのいちばんは、自分らしい御道具の見立てかな。
ボクん家の自称名椀には飯茶碗だってあるし、
以前書いたけど、夏用のガラスの香合は戦前のポマード容器だもの。



冬に似合う香合と古道具屋で出会いました。
元々は1940年代頃作られたボンボニエールらしいけど、
ボーンチャイナの白い鹿が、キーンとした冬の空気感を連想させてくれます。
(購入時は白鹿とのことだったけど、アフリカのレイヨウのよーな気もするが、、、)

お客さまの80代の住職から頂戴した香木(沈香)を置いてみます。
荒割が無かったので刻でご勘弁。

誰か伽羅をくれないかなぁ。



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