2021年6月6日日曜日

Takao Aeba

10キロの減量で出来なかったことが出来るようになった。片足立ちでソックスが履けるようになったのね。年齢的なことと思っていたけれど、なんてぇこたぁねぇ、ただ単にデブの弊害だったんだね。ここんとこ自分自身の再発見が多いですよ、ヘヘヘ、、、


だいぶ以前のこと、NHK『週刊ブックレビュー』で故・饗庭 孝男(あえば たかお)氏の随筆『故郷の廃家』を知り購入。司会者の児玉 清氏が、感動が静かに重く心に迫る随筆と表現していたような。なに気に入手した随筆だったけど、読み進むうちに何度か胸が詰まってしまいましてね。今もボクの至極の一冊であり焼き付いた心的情景なのね。


そんな随筆によって購入に至った茶碗がこれなのです。
これは江戸期に肥前で生まれた陶器だけど、初めて見た時にボクの心象風景と合致したしたからであります。器の景色が随筆の舞台である(びわ湖)湖西北なのね。枯れた陶土に刻まれている白象嵌は、骨董屋曰く「白雲に鶴」でしたが、ボクには雁(かりがね)飛び立つ湖西の夕暮れなんだよなぁ。
茶を愉しむことはイマジネーションの増幅だもの、ボクはボクで。

んで、銘は『湖西玉響(こせいたまゆら)』でどうかな。




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