2021年6月30日水曜日

Fukuromono

変なところに凝り性な性格でして、昔からの江戸の粋「羽織の裏地の美学」に憧れを抱いております。まぁね、それって自己顕示欲の裏返しってコトだけど。
この私、長い期間を三社や鳥越で神輿担ぎをやっておりました。どんなに時代が流れようとも江戸は粋でございます、チラ見せの痩せ我慢漢たちの多いことったら。羽二重の誂え足袋、象牙やイッカクの根付、金唐革の袋物、煙草入れの前金具に古渡更紗の帯、頭皮の中に施された彫り物が総天然色の信貴山縁起だもの、さすがこれにはブっ飛んだ。

自ら自慢をしたら野暮の骨頂、粋と野暮は背中合わせってことなのね。




携帯用の茶道具や酒器用に、保護袋的な役割の『仕覆(しふく)』(の様なもの)を作らねばなりませぬ。かと言って素材が『金襴』『緞子』『錦』じゃボクらしくない。だから古裂屋さんで、面白い戦前の古布を購入したのね。デッドストックの反物だぞぃ。絵柄から分析すると1930年代の品かな。たぶんだけど車は『クライスラー エアフロー』、飛行機は『ダグラス DC-3』みたいです。どちらも亜米利加のカンパニーリミテドなのに、デフォルメされた日本の軍人さんもご一緒な不思議。ってことは、まだ開戦前の製品でしょうね。

だれか作ってくれないかなぁ、、、
ボクの場合、高い完成度は求めますけど、、、










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