ヘアサロンのある池袋まで次女を送り、ボクは独りで日本橋に食料品調達に。高島屋からマンダリンオリエンタル東京まで歩く。天気は良いが少々寒く、スプリングコートを羽織って丁度良い。ガイド付きの観光欧米人を交わしながら、マスク無しで闊歩するのも久しぶり。銀座よりもソフィスティケートされた街の空気は気持ちいい。マンダリンでは『KUMO』を購入して帰宅。
以前から蒐集している昭和初期の東洋陶器ですが、たまたまオークションで見つけ今日届いた。さっそく『KUMO』を乗せる。乱歩の『押絵と旅する男』と同時代の器に現代のケークを。これも出会いモノです。
春は出会い、旅立ち、別れの季節でございます。とくにこの春の別れはいたたまれないような寂寥感でね。散る桜花のような人生は理想ではありましたが、芭蕉が千住で詠んだ句ではないが、旅立った人も残った者も「鳥啼き 魚の目は泪」で初夏を迎えます。
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