2009年12月13日日曜日

立場(ちょい怒り編)

   

早朝に店の前を通る人には、
気付けば「おはよう御座います」と挨拶をします。(存じ上げぬ方にも)

或る日、犬の散歩をしている近所のご主人にも挨拶をした。(会社役員)
すると一度出したアゴを引き、「おう」と一瞥されちまっただけ。

     「げっ!」

(あの~、あたしゃあんたの部下じゃないんだけど)



麻布十番の割烹でのこと。(ミシュラン★)

その晩はオジと友人の他に、
なんやら若いサラリーマンが一人で食っていた。
   (歳の頃なら40代前半)

お勘定の時、領収書を切ってる店主にその若造が言った。
「結構旨かったから、今度接待で使うよ」
(ギャッ、若造のくせに、初めての店で完全上からトーク)
どうやら接待の為の下見らしい。
「ところで、酒は持ち込んでいいだろ」(ショボ~い!)

(ちょっとー、誰かぁ~ハリセン持ってきて)

会社での立場が、イコール社会での立場じゃないんだぜ。

オジ叫んだ!(心で)

「身銭を切って食いやがれ」

2 件のコメント:

田舎者 さんのコメント...

こんばんは!

なごり雪さん

『酒飲んじゃうよ』

『叫んじゃうよ』

『うぉおおおお・・・』

農作業をしていると
小学生の登下校に遭遇します。

『おはようございます』

『こんにちは』

と、声を掛けてくれる子供達。
返事をしながら微笑みます。

親御さんに言いたい!

『いい子ですね』

会社役員の(おう)

若いサラリーマンの
(結構旨かったから、今度接待で使うよ)

サラリーマン 会社辞めたら ただの人

なごり雪 さんのコメント...

田舎者さま

福沢諭吉さまの言葉ですな。

私の知人で定年を迎えた人がいます。

本人の能力と努力でポジションも高く、
我が家に来てもひっきりなしに携帯が鳴り、
部下からも人望を得ていると思っていたそうです。

ただ当店の従業員にさえ、
「おまえ」呼ばわりだったのですが。(笑)

その人が定年を迎えてオジに言ったこと。

「冷たいもんだよ、誰からも携帯が鳴んなくなった」

看板を 肩から下ろしゃ ただの人

ですね。