2021年5月9日日曜日

Hiroshige


ビールな気分でもないし、モルトも日本酒も普段呑み用を切らしちゃって、バチ当たりにも神棚用の日本酒に手を出してしまいました。お神酒用は近場のスーパーマーケットで購入してる700mlでお手頃品の『酔鯨』です。自身で呑んで旨かったから、最近はコレばっかりでね。ちなみにボクの普段呑み用はもっと廉価な『住吉』ですが、まぁね、その日の気分次第なんだけど、あんまり哲学的な酒は苦手です。ちゃちゃっと呑んで、さっさと寝たい宵は日本酒に限りますねぇ。

豆腐屋ですから肴はいくらでもありますが、簡単なのは大豆を塩茹でして葱と和辛子を乗せ、醤油をたらすだけの「みそ豆」が多いかな。裏浅草界隈の江戸料理系の店の突き出しによくあるやつね。ボクが一番贔屓の三筋交差点の鰻屋『やしま』、ここの突き出しもこれでね、白焼きが運ばれてくる小一時間をこれで過ごすのだよ。良き時間です。

気の短い江戸っ子にはこんなんが好まれるかも。今晩は在庫の関係で甘系秘伝種で作ったけど、みそ豆の場合は甘さを主張する大豆より 、大粒でそこはかとなくやさしい味の大豆の方が好いみたい。



蕎麦屋の昼時によく見かける手酌で呑んでる江戸風情愛好家(マニア)たち、大混雑の『まつや』や『藪そば』ではちょっとボクなら気が引ける。だって待ち行列の人の視線が痛いモン。基本、江戸で長っ尻は嫌われるけど、注文からさばく鰻屋なら誰にも文句は言われませんぜ。



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