2020年10月18日日曜日

Afterimage

コレ以前含め、ブログ歴が17年以上経ちました。ひょんなことから古い画像が出てきたので、ひとつひとつふり返ってみました。
画像はたった13年分なのに、そのたった13年の時の流れの速さと世の中の栄枯盛衰にはおったまげます。
消え去ったモノは呑んだ酒のボトルだけではなく、モノ、店、人…

㊤銀座のど真ん中のビルの隙間奥にあったBAR。路地中は雑居ビルにある飲食店の従業員の喫煙所であり、それに足元には堂々歩く大ネズミがいてね。
㊥銀座Hermèsの隣にあったBAR。今は人も権利も譲渡され、東南アジアのHotelのBARに。
㊦ここは今もあるけど、日本の重鎮バーテンダーのI氏(物故)はもういません。グラスはマティーニではなくギブソンです。

画像の中には、これより100倍以上の記憶(存在しない)の画像がありました。
たった10数年で、景色はどんどん変わってゆきますねぇ。




文鎮代わりに大切にしていた古い置き時計の硝子の外枠、豆助に落とされ木っ端みじんに。
今は画像の中だけに。





2020年10月16日金曜日

HIGH FASHION 1960

1960/2-3 HIGH FASHION
ボクが生まれた(1959/10)頃のモデル黎明期のナオンたち、皆20代前半~半ばでこの大人風情。やっぱり『可愛い』より『カッコいい』だろ。モード系好きだな、昔も今も。







2020年10月14日水曜日

Μέδουσα

ここんとこ、使用頻度の高かったグラス類を続けて割ってしまったのね。洗浄時に洗剤で滑って落としたり、他の器や蛇口にぶつけてしまったりと、それもお気に入りのをやってしまったのだ。

んで、古道具屋でオールドファッションを購入する。アンティークと呼べるほど古いモノではありません。ただの中古品です。でも八角形と鈍く光る金の雷文(ライモン)が面白いでしょ。Rosenthal製でブランドは Versace。なるほど、グラスの底にはメドゥーサがいるんだぜ、っと。
けっこうアンティークや中古品に拒否感を示す方も多いけど、ボクは平気です。入手したときからニビ色って言うか古色って言うか、手間をかけずにいい感じですからね。
酒呑みにとってグラスは何でもいいワケでは無いんだよ。大きさや重さやデザイン、鉛の含有量までこだわってしまうんだな。

んで、ロングモーンをご開栓。
ツマミはメグ嬢にいただいたMeijiチョコで。皿は備前の煎餅皿を。







2020年10月12日月曜日

Occupied Japan

銀行からの帰り道、近所の人気(ひとけ)のない立体駐車場で煙草を吸ってるオジさんがいた。「あっ!」後ろ姿に見覚えがある当店のアルバイトのUさんではないか。バイトを終えての一服なんでしょうね。煙草を止めて十数年が過ぎたボクだけど、区切りの一服の美味さは憶えてます。「Uさん、気をつけて帰ってネ」と声を掛けてバイバイと手を振りました。人気(ひとけ)が無くてもポイ捨てじゃなく、きちんと携帯灰皿に吸い殻を捨てたUさん、彼らしいなぁ。いつもヤンキースの野球帽をかぶってます。それも彼らしい。

エナメルの絵柄は富士に桜花に五重塔、そして三条大橋にたたずむ舞妓さん。占領下の日本製シガレットケース&ライターで、当時のスーベニールと思われます。オキュパイドジャパンなのね。











2020年10月10日土曜日

Kuro Neko

毎朝のように、仕事前に作業場を開けるとボクの前を黒猫が通り過ぎるのね。「朝一番に黒猫かよ、不吉なことの前兆でなければよいが」と胸騒ぎ。あまりに連続で起きるので、さすがに検索してみました。

そこにはなんと、

<<朝から黒猫が道路を横切った。それが“不吉”だなんてとんでもありません!実は、朝の黒猫は“富”と“幸運”の象徴なのです。古来より猫は、“招き猫”に代表されるように、人やお金を引き寄せる使者とされてきました。黒猫はその色から不吉などと言われますが、“朝の黒猫”は別なのです>>

なんだって。んまぁウレシ、ありがたいことで。


このシュールさこの上ない店で喫茶去するのがルーティンなんだけど、ここんとこ、毎回訪ねる度に臨時休業や満席だったりで残念でならない。ここの猫も膝に乗ってくれると縁起が良いらしい。








2020年10月5日月曜日

Gaienmae

人を介して予約をしたのはまだコロナが対岸の火事だった頃で、ところが一週間前になった頃、世間はコロナ騒動となりました。そうなると食事を楽しむことも無理かなと、致し方なくキャンセルを申し出ることに。
「私どもも、そうしていただいた方がよろしいかと。(コロナが)おさまりましたら、どうぞまたお待ちしております」と、お返事をいただいた。年末に新規開店し、ほどなくしてコロナ禍だものなぁ。その気配りに申し訳なく思い、心の中に引っ掛かりを抱いたまま数か月が経ってしまったのね。

今日はボクの61回目の誕生日です。(昨日の話)
カミさんとその『慈華』さんで食事をすることとなりました。
『麻布長江』時代から噂は聞いていたけど、やっと食すときが来た。

南青山に。











※写真は一部です。

ふかひれの姿煮を少し残し、土鍋で炊いた白米を足してトリュフをのせたり、香り高いナラタケモドキの春巻きには、栗の実の粉がそれ以上の芳香を放っていたりと、噂には聞いていたけれどやばいネ、ここ。舌からの味覚はもちろん、鼻腔から脳みそに伝達される薫香の複雑さに、我分析できずに七転八倒よ。昼でこれだぜ、誰か夜つき合ってよ。

2020年10月1日木曜日

Le Voyage dans la Lune

二昔ぐらい前に、京都の『市原平兵衛商店』さんで購入した萩の箸を片方失くしてしまいましてね、観月用でしたので、「中秋の名月までには」と思い市原さんで再度購入してきました。箱は以前ので、中身だけは新品となりました。この箸で子芋に穴を開け、その穴から月を観る。我が家の芋名月はそんなんでございます。それと我が家は団子もあれば月餅もあり、今年はハイアットの『翡翠宮』製を。本日は十五夜(ちなみに十三夜は10月29日)だもの、満月に願いを無茶ぶりします。

♬くだらねぇと呟いて 醒めた面して歩くぅ
 いつの日か 輝くだろぉ 今宵の月のように・・・・・・・




水面に映る月よりも、グラスの中の月世界。どーよ。(書斎にて)