キムチの話です。ボクは鶴橋から取り寄せるのだけど、毎回数キロをバリバリ数日で消費いたしします。信じられないかもしれないけど、ボクが子供の頃(昭和40年前後)は食料品店でキムチなど売っていませんでした。今ほどポピュラーな食品ではなく、たまに行く北鮮出身の家族が経営していた焼肉屋で食べるぐらいでしたもの。でもその味が原点でね、今もきっちり染みついております。
当時の味を求めて行きつく先はやっぱり鶴橋でした。
今日も熟成が6㎏届きましてね。ボクは調理などせずに、御飯に乗っけてこのままがいちばん。袋からドボンとタッパーに移し、調理ハサミで切ればお手手も汚れません。
曖昧な記憶だけど、キムチを食す度に思い出します。夫婦げんかして実家に帰った母と姉、なぜかボクは父と一緒に残されてしまいましてね。料理などできない父と焼肉屋で食ったキムチと米がフラッシュバックいたします。
財布ごとお帰りになった母とほぼ一文無しの父。ボクらのテーブルにはとーぜんロースもカルビも無く、米とキムチだけでした。それも一人前で。
切なっ!
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