2012年2月12日日曜日

Romanticism

主税「お蔦、別れてくれ」
お蔦「いいえ、別れろ切れろは芸者の時にいう言葉、
   あたしには死ねとおっしゃってくださいな」

アタシが何度泣いたか分からん映画、
「婦系図」の舞台は湯島でした。

主演は市川雷蔵と万里昌代で、
(YouTube から、別の映画の映像です)
監督は、これまたアタシが心酔してしている三隅研次の作品です。
(1962年公開、大映製作)
今思い出しても、(ううっ)
あの湯島天神で別れを告げる場面とお蔦の最期は、
涙なしでは見られない。(嗚咽)

なーんてね、今日はそんな湯島のお散歩に。
久しぶりにわが家の北の政所、お母上とです。

   

女坂ですね。
ほんの少し緩やかです。
梅の蕾は小さく、開花はまだまだ先ですね。
甘酒と神社の梅で漬けた梅干しをお買い上げ。

ところでこの時間、(プッ)
湯島のラブホのチェックアウト時間らしい。
現代版のお蔦と主税が、ゾロゾロと黄色い太陽の下に。

この光景を、泉鏡花先生はどー見るのかね。

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