2010年8月7日土曜日

神田鶴八鮨ばなし


ここんトコねぇ~、
土曜日の夜でも遊ぶ気がしないんだな。
なんとなく疲れてんのかね。
大して働いてもいないんだけど・・・・・(年かしら)
  
ところが今日は別なんだね。
友人の鮨店訪問レポートに触発され、
オジも車をブッ飛ばし神田まで出かけた。

お盆も近いせいか、
関越自動車道も下りは渋滞気味だが、
上りは空いていて140㌔平均で走れちゃう。
予定より30分早く着いてしまった。
神保町の裏路地は、いつもに況して静かです。

「お久しぶりです」

神田の『鶴八』で、「男独り鮨」の夜を過ごした。
蛸、鯵を切ってもらい、
縞鯵から星鰈、鮪(トロ・赤身)、鮑(塩蒸し)、小柱・・・・・
(残念ながら、新子は来週から)
木札の右側から全部二貫食いしてきた。

(ああ旨い)

先客さんが帰ると、一人また一人と暖簾を潜ってくる。
かなり酔ってから来店した常連さん、(40年来の)
けっこう辛辣でシニカルな江戸弁が口を吐く。(ポンポンと)
オジには知る由も無い親方の小僧時代の話など、
親方にとってはチト恥ずかしい「若気の至り」話でして、
苦虫を噛みつぶしたような顔でオジを見る親方。(トホホ)
悪いと思いながらも、腹を抱えて笑ってしまう。
言いたいことを言っているようだが、
その言葉の一言一句には、礼節と知性と愛情を感じるんだね。
(只者じゃねーや、このおっさん)
良きお客さまによって鍛えられ、そして育てられ、
お客さんもその店とともに年を重ねる。

ここに集う男たち、大きいねぇ。(オジだけ小ちゃい)

頂いた星鰈(これは高価ですぜ)の半身を提げ、
神保町をホロ酔い気分で帰路につく。(お茶なのに)

『イキのいい奴』
NHKで1987年1月7日~3月11日に水曜ドラマ枠で放送されたテレビドラマ。
鮨屋に弟子入りした青年が職人として一人前に成長していく姿を描く。
原作は師岡幸夫(先代)の「神田鶴八鮨ばなし」。

2 件のコメント:

田舎者 さんのコメント...

こんばんは!

美味しいという人の心
楽しいという人の心
幸せという人の心

その出会いに逢いたくて

なごり雪 さんのコメント...

田舎者さま

遅くなってすいません。

本当に心ですね。
伝わってくる真心に感謝です。

人が人を呼びますね。